近年、サラリーマンを中心に人気になっている不動産投資。しかし、実際に不動産投資を始めるにあたり、何から手をつけていいのか分からない方も多いのではないでしょうか？
不動産投資を始めるにあたり、書籍やwebサイトなどで基礎的な知識を身に付けることも大事ですが、不動産投資会社選びも重要です。あなたが実際に不動産投資を実践する上でパートナーとなる存在だからです。
信頼できる不動産投資会社を選ぶことは、あなたの不動産投資を成功させるための第一歩だと言っても過言ではありません。
今回は、不動産投資会社の選び方について7つポイントをご紹介していきたいと思います。
本記事の内容
- 不動産投資会社選びのポイント7選
- 選んではいけない不動産投資会社
- 不動産投資会社の種類
✔ 本記事を書いた人
不動産投資の成功率を高める会社選びのポイント7選
不動産投資家にとって不動産投資会社は、物件購入から運用までずっとお世話になるパートナーのような存在です。そのため、信頼できる不動産投資会社を選ぶことは不動産投資を成功するためには欠かせません。
早速、不動産投資会社の選び方について解説してきます。まずは、以下の7つポイントを押さえて、信頼できる不動産投資会社を選んでみましょう！
不動産投資会社選びのポイント7選
- お客様目線で物件を選んでくれる。
- リスクやデメリットをしっかり説明してくれる。
- 不動産投資のノウハウを吸収できる。
- 物件購入後のアフターケアをしっかりしている。
- 物件の将来性について話ができる。
- 会社の規模が大きく実績がある。
- 不動産投資セミナーや個別相談を行っている。
それぞれについて、詳細に解説していきます。
お客様目線で物件を選んでくれる
信頼できる不動産投資会社は、決して自社の利益だけを優先するような物件選びはしません。あくまで、お客様目線でそれぞれのお客様に応じて最適な物件を選ぼうと努力してくれます。
お客様一人ひとりの属性（職業・年収・貯金額）を基にどのような物件を提案するのが最善であるか常に考えています。すなわち、今後かかわる不動産投資会社が、「自社の利益」ではなく「お客様第一」で考えてくれるかをしっかり見極めることが重要です。
リスクやデメリットをしっかり説明してくれる
不動産投資はメリットばかりではありません。当然、リスクやデメリットも存在し、実際に不動産投資に失敗している人も一定数います。
自社の利益ばかりに目がくらんだ不動産投資会社は、不動産投資のデメリットやリスクをうやむやにして隠そうとします。なぜなら、リスクやデメリットを知ったお客様が不動産投資を断念し、利益を生まないからです。
一方、不動産投資のリスクやデメリットについて、きちんと説明してくれる会社はとても信頼できると言えます。リスクやデメリットも全て包み隠さず説明したうえで、どうやってリスク回避していくかなど、解決策を提案してくれる不動産投資会社を選ぶようにしましょう。
不動産投資のノウハウを吸収できる
先述の通り、投資家にとって不動産投資会社は不動産投資成功の命運を握るパートナーです。そのため、少しでも疑問な点があれば、すぐに相談できるような信頼関係を築いておくことが重要です。
不動産投資会社と信頼関係を構築しておくと、物件選びのポイントなど不動産投資を成功する上でカギになる様々な情報や知識を得られる可能性が高まります。
「どんな物件を選べばよいのか？」「物件選びで意識するポイントはあるのか？」など、不動産投資には欠かせないノウハウを吸収できる不動産投資会社を選ぶと、あなたの不動産投資の成功率も高くなること間違いありません。
不動産投資において非常に重要な「物件選びのポイント」について、詳細に解説している記事も参考にして頂けると幸いです。
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物件購入後のアフターケアがしっかりしている
不動産投資は、物件を購入して終了というわけではありません。安定した家賃収入を得るためには、収支計画の見直しや物件メンテンスなどが必要です。
その他にも物件の大家としてやるべきことはたくさんあります。例えば、空室が増えてきた際や、万が一事故物件になってしまったときの対処などがやるべきこととして挙げられます。
そのため、物件購入後のアフターケアも親身に行ってくれる不動産投資会社を選びましょう。
物件の将来性について話ができる
不動産投資の成功には、長期的な収支計画を意識することも大切です。いくら現段階で高利回りや入居率が高い物件であっても、その物件が将来も家賃収入を生み出してくれる確証はありません。また、物件の資産価値が将来的に暴落する可能性も十分考えられます。
現段階での物件の価値はもちろん大切ですが、その物件が「長期間にわたり家賃収入を生み続け、資産価値が暴落する可能性も低い物件であるか。」という視点を持ち、物件選びをしてくれる不動産投資会社を選びましょう。
会社の規模が大きく実績がある
不動産投資会社の規模や実績というのは「信頼」を視覚化でき、不動産会社を選ぶための分かりやすい指針になります。
もちろん不動産投資会社の規模が大きいからと言って、その会社を盲目的に信頼することは危険ですが、一つの目安になることは間違いないでしょう。不動産投資会社の規模とは、具体的には下記の要素が挙げられます。
会社の規模が分かる指標（一例）
- 資本金
- 従業員
- 上場企業
- 取り扱い物件の総数
これらの基準が高ければ高いほど、顧客の数も多く実績のある会社だと言えるでしょう。不動産投資会社を選ぶ際は、会社の規模や実績もぜひ参考にしてみてください。
不動産投資セミナーや個人相談を行っている
不動産投資を成功させるために、ある程度は不動産投資に関する知識が必要です。必要な知識を書籍やwebサイト等で独学で学んでも良いのですが、不動産投資会社が開催しているセミナーや個人相談を活用し、知識を深めるのも良いでしょう。
不動産投資セミナーや個人相談などの多くは、無料で行われているため、上手く活用できれば、あなたの不動産投資に関する知識を飛躍的に深めることができますよ！
このように、不動産投資初心者にとって非常に有用な不動産投資セミナーや個人相談を随時行っている会社は、お客様第一で考えている会社が多く、不動産投資をしていく上で分からないことがあればその都度相談にのってくれるでしょう。
不動産投資会社を選ぶ際は、不動産投資セミナーや個人相談を実施しているかどうかで判断するのも良いでしょう。不動産投資セミナーについては、下の記事で詳しく解説しているので、合わせて読むとより理解が深まると思います。
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選んではいけない不動産投資会社の特徴3選
ここまで、不動産投資を成功させるための会社選びのポイントを解説してきました。ここからは、選んではいけない不動産投資会社のポイントを解説します。
会社選びの失敗は、不動産投資事業の失敗に直結するので、選んではいけない会社の特徴をしっかりと押さえて、その特徴に当てはまる不動産投資会社に出会ったら、かかわらないようにしましょう。
選んではいけない不動産投資会社の特徴3選
- 執拗な営業電話をかけてくる、自宅に押しかけてくる。
- 対応が悪い。
- 無理な家賃設定をする。
執拗な営業電話をかけてくる、自宅まで押しかけてくる
不動産投資会社の中には、強引な営業や執拗に電話をかけたりすることで、顧客を獲得しようとする会社もあります。また、呼んでもいないのに自宅まで押しかけてきて自社の物件を買わせようとすることもあります。
先ほど解説した通り、信頼できる不動産投資会社とは、「お客様第一」を常に考えています。上記のような迷惑行為は絶対にしません。
また、以下の行為は法律的にも禁止されていますので、1つでも当てはまる不動産投資会社とは絶対にかかわらないようにしましょう！
禁止行為例
- 断っても執拗に電話をしてくる。
- 自宅や勤務先に押しかけてくる。
- 非常識な時間帯に電話をしてくる。
- 契約するまで帰らない。
上記のどれか１つでも当てはまるようなら、法律違反をしていることになり、会社としても全く信用できません。このような会社を選ぶと、あなたの大切なお金が搾取されるだけですので、絶対に選ばないように細心の注意を払いましょう！
投資家と不動産投資会社は、信頼関係が重要だということを忘れないようにしましょう。
対応が悪い
不動産投資は、数十年単位で行っていくのが一般的であり、不動産投資会社とも長い付き合いになります。長い付き合いになるゆえに、対応が悪い不動産投資会社を選ぶと、ずっと嫌な気持ちで不動産投資と向き合わなければならなくなります。
そもそも対応が悪い会社自体、あまり信用できませんので、以下のような対応をする不動産投資会社は選ばないようにしましょう。
対応が悪い例
- 言葉遣いが悪く、礼儀がなっていない。
- 質問したことにしっかり答えず、曖昧な表現が多い。
- 話のつじつまが合っていない。
上記のようなことは、普通に会話をしただけでは判断しづらい部分もあります。しかし、不動産投資会社とのやり取りの中で、あなたが少しでも不快に感じるようなことがあれば、その不動産投資会社とは相性が悪いので、選ばないことをおすすめします。あなたが心から信用できて、納得のいく不動産投資会社を選ぶことをおすすめします！
無理な家賃設定をする
不動産投資において家賃の設定は、入居率に大きく関係するため非常に重要です。家賃は高ければ良いというわけでもなく、家賃相場などから判断して最適な家賃設定をすることが大切です。
「家賃は少し高いが今は満室なので大丈夫！」といった上手な口車にのせられないように注意しましょう。最初は満室でもその状態がずっと続くことはほぼありません。また、家賃設定が高いと空室が出た場合、次の入居者が入りにくいといったデメリットもあります。
空室リスクは、不動産投資をする上で最も避けたいリスクの１つです。従って、無理な家賃設定をする不動産投資会社は選ばない方が良いでしょう。
不動産投資における会社の種類
不動産投資会社には、業務内容によって様々な種類の会社があります。今回は不動産投資家にとって直接関わりのある4種類の不動産投資会社について解説します。
- 不動産開発会社
- 不動産販売代理会社
- 不動産仲介会社
- 不動産管理会社
それぞれ業務内容が違うので、その特徴を理解して、上手に付き合っていきましょう！
不動産開発会社
不動産開発会社とは、主に街づくりを目的に不動産開発を行っている会社で、デベロッパーとも呼ばれます。
不動産開発会社は、マンションやアパートを建設するために地権者から土地を譲り受けて街づくりを行います。基本的に開発までを手がけ、販売などの業務は他の会社に委託するケースが多いです。しかし、中には開発から販売まで全てを請け負う不動産開発会社もあります。
不動産販売代理会社
不動産販売代理会社とは、文字通りマンションやアパートなどの不動産を販売する会社です。
先程解説した不動産開発会社は開発メインですが、不動産販売代理会社は開発された物件を販売することがメインの業務です。
不動産販売代理会社は開発会社の傘下となり、1社だけの物件を販売する会社もあれば、複数のデベロッパーの物件を担当する会社もあります。
不動産仲介会社
不動産仲介会社とは、「仲介」という言葉が示すように、物件の売買や賃貸契約を行う際に投資家と会社の両当事者の間に入り、契約を成立させるために尽力する会社です。
その業務内容は多岐にわたり、物件販売だけでなく物件の査定、宣伝活用、決算対応なども行います。不動産開発以外のほぼ全ての業務をこなすと言っても過言ではありません。
不動産管理会社
不動産管理会社とは、投資家の代わりに物件の管理を行う会社です。不動産管理会社は、物件の購入や売却などの契約には直接は関わりません。主な業務内容は、建設管理と賃貸管理の2種類に分けられます。
建設管理と賃貸管理は主に以下の業務が挙げられます。
建設管理業務
- 物件の共用部分の清掃
- 物件の老朽化対策
- 破損部分の修繕
賃貸管理業務
- 家賃の管理
- 入居者の契約管理
- 入居者のクレーム対応
不動産管理会社は不動産のプロと言われています。不動産投資初心者の場合、こういった管理会社に不動産運営を任せるのもおすすめです。ただし、不動産運営を任せる場合は、不動産管理会社に家賃収入の数％を納める必要があります。
まとめ：信頼できる不動産投資会社を選ぼう！
今回は、不動産投資会社選びのポイントについて解説してきました。不動産投資会社は、あなたの不動産投資が成功するかどうかの命運を握っているパートナーと言っても過言ではありません。
不動産投資会社選びが問題なければ、不動産投資が100%成功するわけではありませんが、不動産投資会社との信頼関係を構築できなければ、あなたの不動産投資はたいてい失敗に終わるでしょう。不動産投資を成功させるためにも、ぜひ信頼と実績のある会社を選び、良好な関係を築いていくことを心がけましょう。
不動産投資の成功は、お金の不安を減らして人生の満足度を上げることに一役買うでしょう。本記事が不動産投資に関わる全ての方の一助になり、願わくはその方の幸せにつながれば、とても嬉しいです！