【不動産投資に役立つ資格6選】資格取得に関する注意点も併せて解説

不動産投資は投資金額が高額なため、不動産投資を始める前にある程度の学習が必要になります。

そのため、「事前学習も兼ねて不動産投資に関する資格を取得したい」と考えている方も多いのではないでしょうか?

そもそも不動産投資を始めるのに資格は必要なんですか?

そこで今回は、不動産投資における資格の必要性や、不動産投資に役立つ資格をご紹介します。

本記事の要約

不動産投資における資格の必要性や、不動産投資に役立つ資格をランキング形式でご紹介します。また、資格取得の際の注意点や海外で不動産投資をする際に役立つ資格も簡単に解説しています。

手っ取り早く不動産投資に役立つ資格が知りたいという方は、「不動産投資に役立つ資格6選」をご覧ください。

不動産投資に資格は必要か?

不動産投資に資格は必要?

そもそも、不動産投資を行うのに資格は必要なのでしょうか?

結論から言うと、不動産投資を行うのに資格は不要です。

しかし、資格があると役に立つことは確かです!

果たして、不動産投資を行うのに取った方が良い資格はあるのでしょうか?

不動産投資の資格をとるメリット

不動産投資ではアパートやマンションなど「賃貸経営」をすることになります。

そのため、不動産の実務で使える知識や経営に関するお金や税金のことなど、資格を取得することで知識を習得できるというメリットがあります。

不動産投資には、最低でも以下の5つの知識が必要になります。

必要知識
  • 不動産の知識
  • 市場の動向を読む力
  • 住宅ローンや税金に関する知識
  • 建物そのものや、建物管理の知識
  • アパート経営の知識
もちろん、取得した資格は自分のキャリアにも活かすことができます!

不動産投資の資格をとるデメリット

不動産投資では、そもそも資格は必要ありません。

資格を取れば知識を得ることはできますが、それには「お金」も「時間」もかかります。

また、本業があっての不動産投資では、資格を取っても本当の意味で資格を活かすことができないケースも多々あります。

「ペーパー」で終わる可能性もあるということです!

そのため、せっかくお金と時間をかけて勉強するなら、「資格勉強よりも物件見学やアパート経営の現場に慣れた方が良い」とも言えます。

不動産投資に役立つ資格6選

不動産投資に役立つ資格6選

何度も言いますが、不動産投資をするのに資格は必要ありません

ただ、「不動産投資に有利な資格はあるのか?」「どの資格保有者がどんな知識を持っているか?」など、知っておいて損はないでしょう。

不動産投資に役立つ資格とその資格に関する詳細情報を解説するので、参考にしてみてください!
難易度勉強時間受験料おすすめ度
宅地建物取引士★★★6ヵ月7,000円★★★★
不動産鑑定士★★★★★8ヵ月~1年電子申請:12,800円
書面申請:13,000円
★★★
マンション管理士★★★★6ヶ月9,400円★★
ファイナンシャルプランナー(FP)3級:★★
2級:★★★
1級:★★★★
3級:1ヵ月~2ヵ月
2級:3ヵ月
1級:6ヵ月
3級:6000円
2級:8,700円
1級:8,900円
★★★★★
ホームインスペクター★★★6ヵ月14,000円★★
簿記3級:★★
2級:★★★
3級:1ヵ月~3ヵ月
2級:3ヵ月~6ヵ月
3級:2,800円
2級:4,630円
★★★★

不動産投資に役立つ資格【宅地建物取引士】

不動産関連の資格といえば、真っ先に名前が浮かぶのが『宅建』ではないでしょうか?

不動産に関する法律知識を持っているという資格です!

不動産会社には、5人に1人宅地建物取引士が必要であり、物件の契約など重要事項を扱います。

国家資格の宅地建物取引士は、「借地借家法」「民法」「建築基準法」「都市計画法」「宅地建物取引業法」といった不動産に関する法律を勉強します。

合格率は20%程度ですが、受験者の中には不動産業界の方も多いので、6ヵ月程度の勉強時間は確保すべきです。

宅建士が物件を売却する場合は、制限がつくことがあるので注意しましょう!
試験内容
  • 試験形式:マークシート方式(4肢択一・50問)
  • 試験時間:2時間
  • 試験科目:権利関係(14問)/宅建業法(20問)/法令上の制限(8問)/税・価格(3問)/免除科目(5問)
  • 試験日:10月の第3日曜日(年に一度)

不動産投資に役立つ資格【不動産鑑定士】

不動産投資をする場合、投資用不動産を購入しますが、その際に不動産鑑定士の知識は役に立つでしょう。

不動産鑑定士とは、公的な不動産の価格を決定するなど、不動産の鑑定・評価を行います

公的な不動産の価値決定において重要な存在です!

不動産鑑定士は、「司法試験に匹敵する」と言われるほど難関な資格で、合格率は14.5%です。

また、不動産以外に「経済学」「会計学」「民法」を学ぶ必要があり、学習範囲はかなり広範囲です。

そのため、勉強時間の目安は毎日8時間✕8ヶ月とも言われ、その難易度の高さが伺えます。

不動産鑑定士は、不動産価格を見るプロなのでもちろん不動産投資に役立つでしょう。

しかし、資格取得が非常に難しいため、不動産投資をするためだけに取得するのは現実的でないかもしれません。

試験内容
  • 試験形式:マークシート方式(5肢択一・80問)
  • 試験時間:240分(午前120分/午後120分)
  • 試験科目:不動産に関する行政法規(40問)/不動産の鑑定評価に関する理論(40問)
  • 試験日:5月中旬の日曜日(年に一度)

不動産投資に役立つ資格【マンション管理士】

マンション管理士は、マンション管理組合の運営や構造上の専門的な知識に関する資格です!

マンション管理士は、「取得すればこの業務ができる」というものではありませんが、不動産投資で分譲賃貸などを考えている場合はその知識が役に立つでしょう。

合格率は7%程度で宅地建物取引士より難易度が高めですが、勉強の内容が近いので宅建取得後なら受験しやすいでしょう。

試験内容
  • 試験形式:マークシート方式(4肢択一・50問)
  • 試験時間:2時間
  • 試験日:11月の最終日曜日(年に一度)

不動産投資に役立つ資格【ファイナンシャルプランナー(FP)】

不動産投資とはあまり関係ないような気がするんですが…
ファイナンシャルプランナーは資産に関する幅広い知識が得られるのでおすすめです!

ファイナンシャルプランナーには1~3級まであり、それぞれ、3級=1ヶ月程度、2級=3ヶ月程度、1級=6ヵ月程度の勉強で資格取得できるでしょう。

ファイナンシャルプランナーは、宅地建物取引士や不動産鑑定士ほど専門的でない分、「保険」「年金」「税金」「相続」「不動産」「金融資産」といった身近な資産について学べます。

不動産投資では、投資額に対しての回収や売却する時期など長期的な戦略が必要となるため、ファイナンシャルプランナーの知識は大いに役に立つでしょう。

試験形式試験時間試験日
3級マークシート方式
(学科60問/実技20問)
学科120分
実技60分
1月/5月/9月の日曜日(年3回)
2級学科(マークシート方式60問)
実技(記述式40問)
学科120分
実技90分
1月/5月/9月の日曜日(年3回)
1級実技(口頭試問方式2題)120分9月初旬(年1回)
1級の試験は学科試験がないんですか?
1級にも学科試験がありますが、学科の受験有無に関係なく、実技試験の点数で合否が決まるので割愛しています!

なお、ファイナンシャルプランナーの試験は、「日本FP協会」が実施するものと、「金融財政事情研究会」が実施するものの2種類あり、それぞれ試験日が異なります。

ここでは、日本FP協会が実施する試験内容をご紹介しています!

不動産投資に役立つ資格【ホームインスペクター】

ホームインスペクターとは、住宅の状況や劣化具合、欠陥の有無、改修のアドバイスなどを行う資格です。

自分の目で建物の劣化状況を診断するので、屋根や外壁、室内や床下まで、建物に関する知識が必要となってきます。

中古物件を購入する際の物件の良し悪しを判断するのに役立ちます!

合格率は30%と、それほど難易度は高くありません

ただ、受験者のほとんどは建築士や宅地建物取引士の有資格者なので、建築や不動産の実務経験がない人はしっかり勉強する必要があります。

試験内容
  • 試験形式:マークシート方式(4肢択一・50問)
  • 試験時間:90分
  • 試験日:11月中旬(年に一度)

不動産投資に役立つ資格【簿記】

不動産投資でなぜ簿記なんですか?
賃貸経営に追いて収支を管理することは非常に重要だからです!

簿記の勉強をすると、損益計算書や賃借対照表といった理解が深まり、不動産投資の現況を自分で分析することができるようになります。

また、確定申告の際、税金が優遇される「青色申告」に有利になり、副業として不動産投資を行うならかなり有利になるでしょう。

経理のプロを目指すわけではないので、2級~3級で十分でしょう!

合格率は、それぞれ3級=50%前後、2級=25%前後となっています。

試験形式試験科目試験時間試験日
3級記述式(5題以内)商業簿記120分6月/11月/2月(年3回)
2級記述式(5題以内)商業簿記
工業簿記
120分6月/11月/2月(年3回)

不動産投資に役立つ資格ランキング

不動産投資に役立つ資格ランキング

不動産投資に役立つ資格を紹介してきましたが、これらを役立つと思われる順にランキングしてみました。

「資格を取りたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!

第1位 ファイナンシャルプランナー

不動産投資は長期的な資金計画が必要になるため、幅広い知識を網羅できるファイナンシャルプランナーは、不動産投資にはうってつけの資格です。

比較的取りやすい資格でもあり、習得した知識は汎用性が高いです。

第2位 簿記

不動産投資に直接関係がないように思えますが、簿記の知識は投資・運用・管理・税金対策という点で、かなり有用です。

どんな仕事にも役立てることができるのも魅力です。

第3位 宅地建物取引士

不動産取引の「独占業務」が行えるようになり、不動産関連の仕事をするならかなり有利です。

不動産投資で取引を自分で行うことはほぼないでしょうが、宅建士の知識は役に立つでしょう。

第4位 不動産鑑定士

不動産投資では『不動産を見る目』が重要です。

そういう意味では不動産鑑定士の資格は非常に有利になるでしょう。

ただし、資格取得の難易度が高く、不動産投資を有利にするためだけに取得する必要があるかどうかは疑問です。

第5位 マンション管理士

マンション経営をする場合、「管理組合」や「運営」に関する知識が必要になります。

また、建物の構造についても専門知識が得られるため、オーナーとしてマンションを管理するのに役立つでしょう。

第6位 ホームインスペクター

不動産投資では中古物件を購入することもあるため、物件を見る目は養われます。

ただし、資格取得のために勉強しても机上の知識に過ぎないため、実際に物件を見る目が肥えるかどうかは疑問が残ります。

番外編!海外不動産投資をする際に役立つ資格とは?

海外不動産投資に役立つ資格とは?

不動産投資を検討している方の中には、「海外の不動産に投資したい」とお考えの方もいるのではないでしょうか?

そんな方のために、海外での不動産投資に役立つ代表的な資格をいくつかご紹介します。

海外不動産投資で役立つ資格は、次の4つです!
海外で役立つ資格
  • REセールスパーソンライセンス
  • REブローカー・リアルエステートブローカー
  • アメリカ版不動産鑑定士
  • 不動産経紀人就業資格

REセールスパーソンライセンス

REセールスパーソンライセンスとは、アメリカのアメリカの不動産を扱うための資格のことで、証券や金融、会計や法律など様々な知識が必要とされます。

不動産投資における国際資格の中でも「最も認知度の高い資格」と言っても過言ではありません。

日本でいう「宅建」のようなものです!

カルフォルニア州の州認定ライセンスに位置づけられており、カルフォルニア州不動産局が実施している試験に合格することで資格取得ができます。

この資格を持っていると、海外不動産のプロとして高い評価を得ることができるので、海外不動産への投資を検討している方は、ぜひ取得しておきたい資格です。

日本人でも取得できるんですか?
18歳以上の方であれば学歴や国籍は一切問われません!

ただ、専門の教育機関で必須科目を履修する必要があります。

REブローカー・リアルエステートブローカー

先ほどご紹介した「REセールスパーソンライセンス」の上位資格のようなもので、アメリカではかなり信用度の高い資格です。

アメリカでは「医者」や「弁護士」と並び、『勝ち組』と呼ばれる資格です。

受験資格
  • 18歳以上で4年制大学を卒業した者
  • REセールスパーソンライセンスを取得して2年以上の実務経験をこなした者
REセールスパーソンライセンスとは何が違うんですか?
セールスパーソン資格では不動産会社を開業できませんが、ブローカー資格を持っていれば不動産会社を開業することができます!

セールスパーソン資格の上位資格と呼ばれる所以はここにあります。

なお、こちらの資格に関しても、専門の教育機関で必須科目を履修する必要があります。

アメリカ版不動産鑑定士

アメリカ版不動産鑑定士は、日本の不動産鑑定士のモデルになった資格です。

この資格は、とにかく「実務」を意識した試験内容となっています!

資格取得後すぐに実践で活かせるため、アメリカはもちろんのこと、その他の海外諸国でも不動産鑑定士に関する職業に就くことができます。

また、こちらの資格はレベルに応じて4段階の評価に分かれています。

4段階評価
  1. AT-trainee Liciense
  2. AL-Residential License
  3. AR-Certified Residentisl license
  4. AG-Certified General License
数字が大きいほどレベルが高いです!

不動産経紀人就業資格

ここまで、アメリカの資格をご紹介してきましたが、ここでご紹介するのは中国の不動産資格です。

不動産経紀人就業資格者の主な業務は、不動産取引や売買に関する契約書の作成、不動作投資に関するコンサル業などがあります。

日本でいう「宅建」によく似た資格です!

また、受験資格は学歴によって異なります。

受験資格
  • 学歴がない場合:6年間の実務経験をこなした者(不動産仲介業の実務経験3年以上)
  • 大卒の場合:4年間の実務経験をこなした者(不動産仲介業の実務経験2年以上)

受験科目は全部で4科目あり、2年以内に4科目すべてに合格する必要があります。

ただ、試験は全て中国語で行われ、実務経験も中国国内での実務に限定されるので、気軽に取得できる資格ではありません。

不動産投資における資格取得の注意点

不動産投資における資格取得の注意点

不動産投資を有利にするために、「資格を取ろう」という前向きな気持ちは大切です。

もちろん、取得した資格はずっと残るものですし、中には国家資格もあるため転職などの役に立つ場合もあるでしょう。

ここでは、あくまでも「不動産投資のために」資格を取得する際の注意点をご紹介します。

資格取得時の注意点は次の3つです!
注意点
  • 不動産投資という本来の目的を見失わない
  • 時間と効果を検討する
  • 不動産投資の成果=資格取得ではない

不動産投資という本来の目的を見失わない

ここまで紹介してきたように、資格は不動産投資に必ずしも必要ではありません。

それでも資格を取ろうと思うのは、「より知識を深めたい」「有利に取引をしたい」「騙されないようになりたい」という気持ちの現われでしょう。

勉強自体は決して無駄にはなりませんからね!

ただ、あまりに難易度の高い資格に挑戦する時は、あくまでも『不動産投資のための資格取得』であることを忘れず、資格を取ることを目的としないようにしましょう。

時間と効果を検討する

副業として不動産投資をしている人は、仕事をしながら資格の勉強をするのは本当に大変ですよね。

そのため、資格の勉強で本業や不動産投資がおろそかになる人も中にはいるようです。

これじゃあ本末転倒ですね…
資格取得の費用対効果をよく検討しましょう!

単純に知識を得るだけなら、不動産投資に関する本を読むだけでもできますからね。

不動産投資の成果=資格取得ではない

不動産投資の成果は、資格のあるなしで決まりものではなりません。

ついつい、「資格取得さえすれば不動産投資で成功できる」と思い込んでしまいがちですが、本来の目的から逸れてしまわないように注意しましょう。

『資格取得=不動産投資の成果ではない』ということを肝に命じておきましょう!

まとめ

何度も言いますが、不動産投資に資格は不要です。

ただ、不動産売買や賃貸経営では資格取得のための勉強が必ず役に立つでしょう。

そのため、「不動産投資のための勉強はどこまでやるのか?」「どこまで勉強すれば不動産投資の成果が上がるのか?」をよく検討しましょう。

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2019年3月6日

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