副業で不動産投資をしている方の中には、「本業が忙しくて不動産の管理まで手が回らない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?


そんな方におすすめなのが、『不動産投資アプリ』です。

そこで今回は、不動産投資を行う上で役に立つ便利なアプリを用途別に厳選してご紹介していきたいと思います。
目次
アプリを使いたい!その前に不動産投資で発生する管理業務を整理しよう

不動産の管理をどこまでできるかは投資家ごとに異なります。

アプリを使う際は、あなた自身が「管理業務のどの部分を簡略化したいのか?」「どれくらい負担を軽減したいか?」など、考える必要があります。
そこで、不動産投資をする際に役立つアプリをご紹介する前に、まずは不動産管理業務にはどのようなものがあるかを確認してきましょう。

- ソフト面:入居者募集やクレーム対応といった入居者にまつわるもの
- ハード面:建物の清掃や修繕計画の立案といった不動産の設備管理にまつわるもの
ソフト面の不動産管理業務
- 賃貸借契約書や重要事項説明書などの契約書類作成
- 空室になったときの入居者募集
- 家賃の回収、滞納者への督促・回収、保証会社への事故報告
ソフト面の不動産管理業務は、人相手になるのでマニュアル化しにくく、『柔軟性』が求められます。

非常に面倒な業務ですが、これらを怠ると空室リスクに直結し、家賃収入の減少にも繋がるため、慎重に行う必要があります。
ハード面の不動産管理業務
- 入居者が利用するエレベーターの保守点検
- 建物の清掃やゴミの管理、植物の管理
- 建物の経年劣化具合のチェックや修繕計画の作成、工事の管理
ハード面の不動産管理業務には、消防法や建築基準法といった「法律」や、不動産の修繕といった「工事」のことなど、かなり専門的な知識が必要になります。

不動産の修繕や工事管理が適切でないと、入居者に快適な住まいを提供できなくなるので、解約されたり家賃の値下げをせざるを得ない状況になるといったリスクがあります。
そのため、ビルメンテナンス業務だけは管理会社に委託するというのも一つの方法です。

不動産の管理業務に役立つおすすめアプリ

ソフト面にしても、ハード面にしても、不動産の管理業務は手間がかかりますし、専門知識が必要だったりするので何かと面倒です。
そんな面倒な管理業務を管理会社に任せてしまうのも一つの方法です。
ただ、「できるだけ自分で管理したい」という方のために、不動産管理業務をサポートしてくれるおすすめのアプリを厳選しました。

大家カフェ
個人の不動産オーナーが知っていると便利なアプリが『大家カフェ』です。
このアプリを使うことで、「空室対策」「家賃管理」「リフォーム」といった、不動産管理業務をIT化することができます。
特に、空室対策に関しては、このアプリが持つネットワークを利用して、仲介パートナーが物件の入居募集を行う仕組みになっており、アプリ運営会社の担当者がサポートしてくれます。

- 空室情報配信:複数の仲介会社に対して、空室情報をメールで一斉配信します。
- 反響レポート:物件空室確認など募集物件の反響情報がオーナーに通知されます。
- 家賃保証:家賃は毎月月末に100%入金されます。
- 入金レポート:入金状況が簡単に確認できます。
- 見積依頼:地域最安価格帯の施工店に多種多様な修繕を依頼できます。
- 施工レポート:施工状況が写真などで確認できます。
このアプリのデメリットは、提供エリアがまだ限られていることです。

WealthPark
『WealthPark』は、収益不動産の管理を簡単にする目的で開発されました。

このアプリを使うことで、「不動産デベロッパー」「仲介会社」「管理会社」「銀行」「保険会社」といった、不動産投資に関わる全ての会社の幅広いネットワークを活用して資産管理をすることができます。

月次の収支報告書を通して、投資不動産の収益状況をしっかりと把握できます。
収支報告の詳細は1クリックでメール送付可能。
- 資産状況チェック:モバイルアプリでいつでも・どこでも資産状況のチェックが可能
- 収支チェック:デスクトップの大きな画面で、月次・年次の収支をひと目で確認可能

また、収支チェックの際には、税務申告に役立つデータの出力や不動産収支の分析などもできます。
他にも、家賃相場の調査や督促代行といった入居者管理から、不動産市場の情報や日本のマクロ経済トレンドなどの情報も集めることができるのでおすすめです。
不動産投資には必要不可欠?不動産の情報を探せるおすすめアプリ

不動産投資をする上で、「不動産の情報」というのはとても大切なものです。
膨大な不動産情報を手軽に検索できて、めぼしい不動産を見つけるのに役立つということで、注目を集めているアプリもあります。
これらのアプリは、不動産を購入する予定はなくても、ある程度の相場を知るのにとても役立つので、いくつかご紹介します。

SUUMO
豊富な物件情報の中からめぼしい物件を見つけたいなら、リクルートが運営する不動産ポータルサイト『SUUMO』の公式アプリが便利です。
投資家向けのアプリですが、投資を検討している地区や類似物件の情報も探しやすいので、物件を探すのにとても役立ちます。
SelFin
「目をつけている物件が本当に購入する価値のある物件なのか?」を診断したい場合におすすめなのが『SelFin』です。
あなたのシミュレーションとアプリの結果を比較して、購入するかどうかの判断材料にすると良いでしょう。
不動産投資におけるお金の管理に役立つおすすめアプリ

不動産投資では、お金の管理も大切です。
アプリを上手に活用して、しっかりと資金管理をしましょう。

入門!不動産投資収益計算
所有している物件の収益性を自動計算してくれるアプリです。
物件価格や想定家賃収入、空室率、諸経費率などを入力すれば自動計算してくれるので、購入を検討している段階から使うことができます。
【検証効率UP!】不動産収支計算機
不動産経営をしているという方が作ったアプリだけなあって、使い勝手が抜群に良いです。

不動産収支シミュレーションを手早くできるので、効率化を進めたい不動産投資家の方は、インストールしておいて損はないでしょう。
AIを活用して最先端の不動産投資ができるアプリ

AI技術を使った不動産アプリとして注目を集めているのが、『RENOSY』です。
RENOSYには、物件提案をしてくれる「RENOSY」と不動産投資用の「OWNR br RENOSY」があります。

RENOSY
このアプリはリノベーションに特化したものです。
仕組みは、アプリで希望条件のヒアリングを行い、AIがその情報をもとに物件の提案をしてくれます。
気になる物件があった場合は、アプリ上から問い合わせを行い、専任のコーディネーターに相談することができます。
アプリは無料で使用でき、しつこい営業もないので、とりあえずダウンロードしてみると良いでしょう。
OWNR br RENOSY
こちらのアプリは、AIが収入やライフスタイルから投資プランを提案してくれます。

また、コンシェルジュとチャットやメールで対談ができ、気に入った物件があれば物件の申し込みもアプリからできます。
こちらのアプリも全て無料なので、興味がある方はダウンロードしてみましょう。
まとめ
不動産投資をするにあたって役立つアプリをご紹介してきましたが、進化しいているアプリに驚いた方も多いでしょう。

使えるものは使い倒して、不動産投資の効率化を図りましょう。